アムステルダム新拠点のご紹介

2024年12月、パーストープはアムステルダムのエステル工場を買収したことを発表しました。12月16日に行われたDay 1イベント以降、統合に向け進行中です。

アムステルダム新拠点の買収は、パーストープにとって合成エステル事業の成長に向けた第一歩となります。これは、特に冷凍機油や潤滑油といった特殊潤滑油市場への注力を強化し、持続可能性の向上を図るために開発されたパーストープの製品ポートフォリオの実現に向けた歩みです。

パーストープアムステルダムはアムステルダムのウエストポール地区に位置しており、1995年にモービルケミカルによって自動車エンジン用のベース潤滑油として使用されるエステルを製造するために設立されました。これまでこの工場では、車両用潤滑油、冷却潤滑油、可塑剤、さらには一部の化粧品用エステルなど、さまざまな用途に使われるエステルが製造されてきました。この工場はバッチプラントであり、多くの顧客のさまざまな仕様に対応できる柔軟性を備えています。

「アムステルダムエステル工場のチームは、数十年にわたりさまざまな用途のエステルを製造する経験を積んできました。この経験を活かし、チームはパーストープが潤滑油の開発をサポートできることを喜んでいます。当社の製品が現在進行中のヨーロッパでのエネルギー転換において重要な役割を果たすことになります」と、アムステルダム工場の工場長Joost Overeijnder氏は述べています。

現在、この工場はパーストープの働き方へと統合が進められています。最優先事項はREACH登録を完了させ、工場がパーストープの安全基準を満たしていることを確認することです。これらのステップが完了すると、いくつかの試作品の生産が開始され、その品質が承認されれば、工場は本格的な生産を開始します。

12月16日には、Day 1イベントが開催され、全員が集まり、今後の未来に向けての基盤が築かれました。この日は考え方の共有と未来に向けた計画に焦点を当て、議論されました。目標は2025年初頭に新しい合成エステルの製造を開始することです。

「Day 1イベントは、非常によい成スタートを切ることができました。アムステルダム工場のビジョンがEngineered FluidsのVice President であるValentina Serra Holmによって説明される、チーム全体が活気に満ちた前向きな雰囲気となりました」とJoost Overeijnder氏は締めくくりました。