Jan Secherの後任としてIb JensenがPerstorpグループの新CEOに就任
3月1日付で、Jan Secherに替わりIb JensenがPerstorpグループの最高経営責任者に就任します。同グループは、スウェーデンのマルメに本社を置き、2022年からPETRONAS Chemicals Group Berhad(PCG)の一員となっている大手特殊化学品メーカーです。Ib Jensenは、CFOとして長いキャリアを持ち、業界のシニアエグゼクティブとして高く評価されています。また、M&Aおよび買収企業の統合に関する幅広い経験もあり、この経験はPerstorpの次のフェーズにおいて必要とされるものです。
PerstorpグループのCEOを9年間務め、同社の成功に寄与したJan Secherは退任を決断しました。この決断は、個人的な方向性に基づき、1年以上、つまりPCGによる買収の前に下されていたものであり、そのため入念な後任探しが可能となりました。Ib Jensenは、この1年間、PerstorpのCFOを務めており、同社に関する知識、特殊化学品業界における長年の経験、ならびにPerstorpとPCGの双方における評価の高さから、適任者であると判断されました。同氏はこれまで、Arxada、Lonza、Syngenta、Danisco、LEGOなどの企業でCFOおよび財務・IT担当の役員を歴任しています。
「私は、エキサイティングな変革を通じて現在のPerstorpの姿を形作り、持続可能性のリーディングカンパニーとして、ポートフォリオにおける特殊化学品のシェアを拡大してきたことを嬉しく思っています。これは、私のプロフェッショナルとしてのキャリアの頂点であり、周囲の人々にも大いに恵まれました。この場を借りて、社内外から多大なご支援をくださった皆様に感謝申し上げます。当社は140年を超える歴史の中で新たな章を迎えようとしています。PCGをオーナーとすることにより、これまでとは比較にならないほど多くの機会が得られるでしょう。最も有能なリーダーに会社の主導権を引き継ぐ上で絶好のタイミングです。私は、Ibが引き継ぐことになるこの会社と素晴らしいチームを誇りに思います。彼らの今後の成功を願っています」と、Jan Secherはコメントしています。
「PCGを代表し、IbをPerstorpの新CEOとして迎えることができ、嬉しく思います。彼は、事業の最適化と財務管理における確かな実績に加えて、特殊化学品業界への造詣も深い経験豊かなエグゼクティブリーダーです。Perstorpの事業を中断させることなく、同社をPCGファミリーに統合する上で、重要なリーダーシップの役割を担うことになります。彼の見識、知識、そしてリーダーシップは、PerstorpとPCGのシナジー効果を引き出し、同社がさらに飛躍していく上で非常に貴重なものとなるでしょう。一緒に仕事ができることを楽しみにしています。また、過去9年間の貢献に対して、Janに感謝と御礼を伝えたいと思います。彼はCEOとして、革新的な解決策と決断を必要とする困難な時期を切り抜け、Perstorpの業績とスペシャルティ事業の成長に大きく貢献しました。さらに重要な彼の実績は、Perstorpが持続可能性、特に顧客向けの環境保護ソリューションの開発において、パイオニアとしての役割を果たすように舵取りをしたことです。Perstorpは、彼が築き上げた基盤を今後も存分に活かしていくだろうと、私は確信しています」と、PCGのManaging Director 兼最高経営責任者のMohd Yusri Mohamed Yusofは述べています。
「Jan Secherの後任としてCEOに就任することは名誉なことであり、この新たな局面でPerstorpを率いていくことを楽しみにしています。PCGが新しいオーナーとなり、そのコミットメントと強力なエグゼクティブリーダーシップチームのサポートを受けることにより、今後も当社の成功は間違いないと確信しています」とIb Jensenはコメントしています。
Jan Secherは3月1日までCEOを務め、その後は新CEOおよび会長のアドバイザーとして、戦略ならびに対外関係の移管を中心に活動していく予定です。Ib JensenのCEO就任に際し、現副CFOであるMonica JönssonがCFOに就任します。PCGは、Perstorpの経営陣に対して全面的にコミットしており、このチームが統合作業を成功させ、世界的に不安定なマクロ情勢に対処していくことを期待しています。